ここ数日、スズキ スイフトスポーツの新型スズキ カタナ(1000ccのバイク)とのコラボ限定車が話題になっています。大手自動車情報サイト「レスポンス/Response」等でも取り上げられましたので、ご存知の方も多いでしょう。
スズキ スイフトスポーツ カタナ とは?
冒頭でもご紹介したように、スズキ ネーデルランド(オランダ)がスズキの大型スポーツバイクであるカタナの復活に合わせ、30台限定で製作した特別限定仕様車。「SWIFT SPORT KATANA」の名で、同社のサイト、カタログにも載っている立派な正規販売車です。
通常のスイフト スポーツとどこが違う?
外観は、コラボ対象のカタナをイメージさせる、シルバー系のボディにグレーのレーシングストライプ、グレー数色を使い分けたサイドのデカールラッピング(多分)を施工。アクセントカラーにレッドを用い、カタナのロゴとシリアルナンバーを随所に配したなかなかセンスの良い仕上がりです。
ハンドルは左、ミッションは6MTのみ。エンジンに手は入っていないようですが、いくつかの著名ブランドのアフターパーツは組み込まれています。
- HKS HIPERMAX IV GT 新世代車高調整式サスペンション
- Remus製キャタバックエキゾースト(ブラッククロームエンド)
- Cusco製パワーブレース ストラットブリッジ
インテリアはシートへの刺繍、をメインに数か所が独自アイテム。こちらもカタナのロゴとシリアルナンバーを多数、盛り込んでいます。
オンライン受付のみ、気になる価格は・・・
受付は冒頭でご紹介したサイトからのオンライン受付のみ。気になる価格ですが・・・
なんと、28,999ユーロ!(単純換算で約365万円:1ユーロ125円時)です。
高っ!とか思ってはいけません。欧州でのスイフトスポーツは300-350万円級なんです。ちなみにノーマル車でも24,999ユーロ(約315万円)。
装備品や各種の装飾を考えれば、これでも相当頑張ってるんです。200万円少々で全部入りのスイスポが手に入る日本人がシアワセと考えるべき。
でも、現地で何とか買えたとして、普通に並行輸入で持ってきたら500万弱?微妙ですね・・・。
その気になれば、国内でもそれっぽいの作れそうだし・・・(笑)。
まあ、こういうものはプライスレス!どうしても欲しい、という方にはご協力しますよ。ご相談ください。
カタナ(KATANA)とは
コラボ対象のカタナについても触れておいた方がいいでしょう。
カタナ(KATANA)、GSX-R、RG-Γ、ヨシムラといえば、80-90年代のスズキスポーツバイクになくてはならないキーワード。
特にカタナ(GSX1100S KATANA)は1980年のケルンショーで鮮烈なデビューを飾り、デザイナー、ハンス・ムートと共にバイク史にその名が刻まれる存在です。翌1981年に海外専用車として市販が開始されました。当時のインパクトは凄かったですね、バイクのイメージを根底から覆された人も多かったですよ。
しかしながら、待望の国内仕様車(GSX750S、1982年発売)は、制度上、メーターバイザーもなく、通称、耕運機ハンドルと呼ばれる、カタナのデザインをぶち壊しにする醜いアップハンドルが装着されていました。
オーナーはこぞって海外仕様やパーツメーカーのセパハン(左右分割のセパレートハンドル)に換装しましたが、次々に「整備不良車」として取り締まりを受けることに。これがいわゆる「カタナ狩り」といわれるものです。今、50、60代以上の方には懐かしいハナシではないでしょうか。
その後、何台かのカタナを名乗るモデルが販売され、400cc、250ccも発売されましたが、2000年に発売されたファイナルエディション(初期型を再現、1100台限定)を最後にカタナの系譜は途絶えていました。
新生カタナは、2018年、GSX-S1000をベースにイタリアの工房が製作した作品として事前リーク、同年のケルンショーで、正式に新型KATANAとして発表されました。欧州では2019年中の発売が予定されています。
過去にもあったスズキ自社製バイクとのコラボ
過去にも「スイフト GSX-RR レプリカ(SWIFT GSX-RR Replica)」なんていうのがあったりしたので、スズキ自社製バイクとのコラボは別に今回が初めてではないんですね。
もっとも、こちらは東京オートサロンでの「スイフト スポーツ RSレーサー」のイメージとほぼ同じものようですけど。どちらが先か・・・
このような海外限定の特殊なモデルも、可能な限りご要望にお応えしたいと考えています。
まずは、ご相談・お問い合わせから。お気軽にご要望をお寄せください。