並行輸入 新車|新型フォード レンジャー ラプター(2018-)に乗る。日本未導入ピックアップスポーツモデルの概要・スペック・価格情報。

フォード レンジャー・ラプター フォード
フォード レンジャー・ラプター

今回はピックアップトラックのフォード レンジャー(FORD Ranger)に対して2018年に新たに追加されたハイパフォーマンスモデル、フォード レンジャー ラプター(Ranger RAPTOR)を解説。北米市場向けにラインナップされているモンスターピックアップトラック「F-150 ラプター」と同じく「ラプター」の名前を冠したこのモデルについて、標準モデルとの違いをはじめ、概要・スペック・価格等、並行輸入で乗るための情報をご紹介します。

既に国内での販売実績のあるウィズトレーディング(ウィズカーズ)では、新車及び新古車の特価販売を開催しております。

フォード レンジャー・ラプターとは

フォード レンジャー・ラプター

フォード レンジャー・ラプター

日本でも久々にラインナップが復活したトヨタ ハイラックスをはじめ、欧州では各社ラインナップされているピックアップトラックですが、冒頭の通りフォード レンジャーにハイパフォーマンスモデルの「ラプター」が追加されました。レンジャーにラプターの名前を冠したモデルが設定されるのは初めてですが、この「ラプター」の本家となるモデルをご存知でしょうか?それは北米向けに販売されている「F-150 ラプター」。北米市場で最も販売台数が多いフルサイズピックアップトラックであるF-150をベースに、オフロードの走りを特化し、各所をチューニングしたモンスタートラックがF-150ラプターです。泣く子も黙る巨体と無骨さを持ったこのモデルを、欧州市場向けに解釈ししたのがレンジャー ラプターです。2018年のタイ・バンコクモーターショーでコンセプトモデルが発表され、同年欧州市場でも販売開始されました。

タイで発表:世界でも有数のピックアップトラック需要が大きいタイ市場。ある意味ピックトラックのメッカとも言われており、イメージリーダーとなるレンジャー・ラプターの発表の場としてこの地を選んだのは、自然な選択と言えるでしょう

ココがスゴイ!フォード レンジャー ラプター

フォード レンジャー ラプターを語るうえで外せないポイントが以下の5つです。

    • レンジャーに初めてラプターグレードが設定
    • 北米版F-150ラプターを欧州向けに解釈
    • 全てはパフォーマンスのためのチューニングと専用装備を採用
    • フォーカスSTなどと同じくフォードパフォーマンスが開発を担当
    • 英AUTOCAR誌では「オフロードのスポーツカー」と評価
ラプター(RAPTOR):ラプターの名前は、英語で「猛禽類」を指す言葉。鷲(ワシ)、鷹(タカ)、隼(ハヤブサ)など、鋭く獲物を捕食する肉食系の鳥類が該当します。このネーミングは獰猛な迫力を持つこのモデルにふさわしいものと言えるでしょう

フォード レンジャー ラプター イメージ動画(約2分10秒)

スタイリングとインテリア

フォード レンジャー・ラプター(リア)

フォード レンジャー・ラプター(リア)

  • 専用フロントグリル内の巨大FORDロゴはF-150ラプターを継承
  • ボディタイプはダブルキャブのみ
  • 「全長」「全幅」「全高」「トレッド」の全てをベースモデルから拡大
  • これらはオフロードの走破性を上げるための対応
  • F-150よりはコンパクトとはいえ全長5m超えの堂々とした体躯
  • ラプターロゴ入り専用バケットシートやスポーツステアリングを装備
  • アクティブノイズキャンセリング機能を搭載し快適性も向上
  • インフォテインメントシステムに最新のSYNC3システムを採用

エクステリアで真っ先に目に飛び込むのは、無骨な専用フロントグリルに埋め込まれる巨大なFORDのロゴ。これは本家F-150 ラプターのイメージを継承しています。

ボディタイプはダブルキャブのみ。サイズは全長5,363×全幅2,028×全高1,873mmでオフロードの走破性を向上させるためレンジャーの標準モデルより全てにわたって拡大されています。特に52mm高められた車高により283mmの最低地上高と32.5°のアプローチアングル、27°のデパチャーアングルを確保しています。

さらに専用のオーバーフェンダーや17インチアルミホイールなどを装備することで、より無骨・迫力あるものに仕上がっています。ラプターはただ無骨なだけではなく、テールには電動のイージーリフトテールゲートを装備し、開閉をアシストするなど、使い勝手も考慮されています。

本家のF-150 ラプターは圧倒的な迫力と存在感・パフォーマンスを持っていますが、サイズも全長約5.9m、全幅約2m、全高約1.95mと日本国内の一般的な使用では様々な問題に直面します。F-150 ラプターのテイスト・走行性能を受け継ぎ、北米とは異なる道路事情・環境下での最適解がレンジャー ラプターといえるでしょう。

ボディカラーはフォードのスポーツモデルのイメージカラー「FORD Performance Blue」をはじめ5色が設定

インテリアはブラックを基調しており、無骨というよりフォーカスSTのテイストに近いスポーティな印象。各部に入るブルーのステッチはフォードパフォーマンスが関わったモデルの証です。シートはラプターのロゴが入ったスエードのコンビバケットシートを装備。ドライバーをしっかりホールドするだけでなく、シートヒーターも装備されています。スポーツステアリングもラプターのロゴが入るブルーステッチ仕上げ。ステアリングセンターを示すピンポイントの赤ラインがスポーティな印象を盛り上げます。

インフォテインメントシステムには、最新のFORD SYNC3システムを採用。ほかにも騒音と逆位相の音波を発生することで室内の静音性を高めるアクティブノイズキャンセリング機能も設定されています。

インフォテインメントシステムのFORD SYNC3システムはスマートフォンのミラーリングディスプレイ対応

搭載されるエンジンと燃費

搭載されるエンジンはディーゼルの2.0L EcoBlue のみの設定です。

レンジャー・ラプターに搭載される2.0L EcoBlueツインターボディーゼルエンジン

レンジャー・ラプターに搭載される2.0L EcoBlueツインターボディーゼルエンジン

  • ディーゼル
    2.0L 直4ツインターボディーゼル EcoBlue 213PS(157kw)/500Nm 10AT

搭載されるのはフォードの新世代ディーゼルユニットの2.0LのEcoBlue。ツインターボを組み合わせた最強版の213PS仕様のみの設定です。ハイパフォーマンスのスポーツモデルのイメージからは一見控えめな数値に感じるかも知れませんが、フォードの乗用向けディーゼルユニットで最強版となるもの。フォーカスSTのディーゼル仕様(190PS)を上回るパワーを発揮します。0-100kmが10.5秒、最高速度は170km/hと、ピックアップトラックのなかでは出色のパフォーマンスを誇ります。

組み合わされるトランスミションは新開発の10速AT。ステアリング側にはチタン製のパドルシフトを装備し、オーナーに対して走りへの気持ちを鼓舞させます。駆動方式はAWDのみ。2WD/AWD、ローレンジ/ハイレンジをシフト横のダイヤルで切替可能です。

走行性能とハンドリング

走りに関するトピックスとして、ラプターはオフロード/オンロードの走りのために各所がチューニングされています。ヘビーデューティーなピックアップトラックとして、レンジャーは無骨なラダーフレームを採用していますが、ラプターはフランとサスペンションの取り付け部を強化するなどシャーシ性能を向上させるだけでなく、リアサスペンションも専用チューニングが施されています。ダンパーは本家F-150 ラプターと同じくFOXモータースポーツ製のものを採用。オフロード/オンロード、積載状態でも空荷でもベストな走りを提供します。

オフロード/オンロード、積載状態でも空荷でもベストな走りを提供します

オフロード/オンロード、積載状態でも空荷でもベストな走りを提供します

さらに、ラプターには「Terrain Management System」を装備。このシステムは6つのモードを持っており、「ノーマル」「スポーツ」「グラベル&スノー」「マッド&サンド」「ロック」そしてオフロードに特化した「バハモード」があります。各設定はメーターパネル内のインフォメーションディスプレイで設定可能です。

AUTOCAR誌の日本版でレンジャー・ラプターのロードテストレポートが公開されています。あくまで趣味性の高いクルマであるとした上で、オフロードでは驚異的な走行性能を発揮するタフで強靭なクルマ。オンロードでも快適、との評価を得ています。

フォード・レンジャー・ラプター - AUTOCAR JAPAN
一般的なピックアップを本格オフロードレーサー並みにチューニングした、いわばトラックのエボリューションモデルが英国上陸。実用面には不足もありますが、それもクルマの性格を理解すれば不満とはなりませんでした。

サイズとスペック


●寸法・重量
【全長×全幅×全高】5,363×2,028(ミラー格納時)×1,873mm
【ホイールベース】3,220mm 【トレッド】前/後:1,710 / 1,710mm
【車両重量】2,510kg
●エンジン
【構成】水冷直列4気筒直噴ディーゼルターボ DOHC16V フロント縦置
【総排気量】1995cc 【直径×内径】84×90mm 【圧縮比】16.5:1
【最高出力】213ps(157kw)3750rpm 【最大トルク】500Nm 1750-2000rpm
【燃料容量】80L(AdBlue 20L)
●駆動系
【駆動方式】AWD 【トランスミッション】10AT
【サスペンション】(前)- / (後)-
【ブレーキ】(前)- / (後)-
【タイヤ】(前後)285/70R17 17×8.0
●パフォーマンス
【最高速度】170km/h 【0-100km/h加速】10.5秒
【燃費】約11.2km/L(新欧州複合基準)
【価格】£47,874

歴史とトリビア

レンジャー・ラプター関連の歴史とトリビアを簡単にご紹介します。

  • 本家となるF-150 ラプターは北米市場のみで欧州には未導入
  • 歴代レンジャーにはスポーティな味付けのモデルはあったがラプターは初設定
  • 走りを重視したチューニングにより、最大積載量は標準モデルより少し減少
  • レンジャー自体は、欧州だけでなくタイやオーストラリアなどでも販売

ライバル

最近ではメルセデスベンツまでもがX-Classで参入するなど、欧州でも盛り上がりを見せているピックアップトラック市場。各社魅力的なモデルをラインアップしていますが、レンジャー ラプターの直接的なライバルとしてふさわしいのは、いすゞ D-MAX AT35ではないでしょうか?AT35とは、いすゞの国内未発売ピッククアップトラック「D-MAX」をベースに、オフロードトラックのスペシャリスト集団である「アークティック・トラック(AT)」が手がけたスペシャル仕様であり正式なカタログモデルです。主にオフロードの走破性を最大限に重視した一台としてラプターに最も近いと言えるでしょう。

  • いすゞ D-MAX AT35
  • トヨタ ハイラックス
  • フォルクスワーゲン アマロック
  • メルセデスベンツ X-Class
  • 日産 NT300ナバラ
  • 三菱 L200(トライトン)

並行輸入するなら。オススメのグレードと価格情報

トヨタ ハイラックスが復活し、ピックアップトラックが再び注目されつつある日本市場ですが、フォードが市場から撤退してしまっているため、レンジャー ラプターを手に入れるためには並行輸入しかありません。

レンジャー・ラプターは2.0L EcoBlueツインターボディーゼルに10ATのみの組み合わせになります。英国仕様はほぼフル装備と言える仕様でアンダーガード等のオフロード走行装備やロックバー付きの樹脂製スライド式トノカバーも標準装備されます。

  • フォード レンジャー・ラプター 2.0L EcoBlue 213PS 10AT

今回紹介した、ラプター以外にも、フォード レンジャーにはノーマルモデルもラインナップされています。ダブルキャブ以外のシングルキャブ、キングキャブのボディタイプや、エンジンも3.2L DuratorqディーゼルやMTの組合わせも可能です。こちらも並行輸入出来ますので、お気軽にお問い合わせください。

フォード レンジャー・ラプターを並行輸入した場合の国内乗り出し価格例(£1=135円時・値引き交渉前価格)
フォード レンジャー・ラプター 2.0L EcoBlue 213PS 10速AT
(英国仕様、右ハンドル・値引き交渉前現地価格:£47,874)¥8,984,000⇒特価販売中(お問い合わせください!)
英国仕様右ハンドル車を横浜近郊に納車した場合の乗出し価格(2年保証付)例です。
オプション装備、有償カラー料金、他地域への納車費用は別途となります。
特殊な地域以外は全国納車対応いたします。
右ハンドル・左ハンドル対応!
ウィズトレーディングでは英国(イギリス)をはじめドイツ、フランス、ベルギー他、欧州数か国に対応できるサプライヤーと協力体制を敷いています。英国仕様の右ハンドル車、その他欧州仕様の左ハンドル車もご用意できます。

ディーゼル車をご希望の方へ

参考乗出し価格が掲載されていない場合には、別途お見積りいたしますのでお問合せ下さい。

なお、ディーゼル車を取り巻く環境は年々厳しくなっています。ディーゼルエンジン搭載車をご希望の場合には以下の記事もご覧ください。

画像と動画

レンジャー ラプター(英国仕様)のレビューが「AUTOCAR JAPAN」でも紹介されています。

掲載している情報は記事公開時におけるものです。現在では仕様変更や一部改良、販売価格の変更等が行われている場合があります。公式サイトやカタログ等をご確認いただき、ご不明な点は遠慮なくご相談ください。

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