並行輸入 新車|フィアット パンダ(2011-)に乗る。日本未導入のクロス系を中心に概要・スペック・価格の情報。

フィアット パンダ クロス フィアット/アバルト
フィアット パンダ クロス

フィアットと言えば、真っ先に500(チンクエチェント)を思い浮かぶ方は多いでしょう。ファニーなルックスで日本でも大人気のチンクエチェントですが、イタリア本国でのベストセラーはこれではありません。長年ベストセラーの座を守り続けているモデルは「フィアット パンダ」(FIAT Panda)。今回はパンダのなかでも日本未導入のクロスモデルを中心に解説。概要・スペック・価格・並行輸入で乗るための情報を解説します。

フィアット パンダとは

フィアット パンダ クロス

フィアット パンダ クロス

フィアット パンダは、欧州ではAセグメントとなるコンパクトモデル。チンクエチェントと比べて5ドアボディで使い勝手が良くなっているのがポイントです。大きさは全長:3,705mm×全幅:1,662mm×全高:1,657mmと、国産車ではトヨタ パッソに近い大きさで、コンパクトカーというよりも軽自動車を一回り大きくしたほうが近い印象です。

現在販売されているモデルは、2011年にデビューした3代目モデル。バリエーションが多く、大きく分けて2種類、コンパクトなボディにユーティリティの良さという初代以降のコンセプトを一貫して受け継いだノーマル系とクロスオーバー要素を盛り込んだクロス系があります。それぞれにAWDの4×4があるのに加え、限定車も設定されています。

この限定車が多いのもパンダの特徴のひとつ。イタリア現地サッカーチームとコラボしたものや、最近ではパンダ史上初の高級ブランドとのコラボとなる「TRUSSARDI(トラサルディ)」が話題になりました。

ここでメインで紹介するクロス系は2014年のジュネーブショーでデビューし、欧州では珍しいミニマムSUV。日本ではジムニーをはじめとするミニマムSUVがありますが、欧州ではこのようなモデルがないため稀有な存在です。

2020年には新パワーユニットにマイルドハイブリッドシステムを組み合わせた「パンダ ハイブリッド」が発表され、初回限定車が発売されました。

フィアット パンダクロス コンセプト動画(約1分10秒)

Challenge the Trail with the New FIAT Panda Cross | Fiat UK

ココがスゴイ!フィアット パンダ

フィアット パンダを語るうえで外せないポイントが以下の5つです。

  • コンパクトなボディにユーティリティの高さは初代から一貫したコンセプト
  • チンクエチェントより使い勝手のよい5ドアボディ
  • 欧州ではめずらしいミニマムSUV
  • 「ベーシック」「SUV」「ラグジュアリー」とバリエーションの多さ
  • さながら”大人パンダ” 高級ブランドコラボの「トラサルディ」
トラサルディ:100年以上の歴史のあるイタリアのファッションハウス。パンダが高級ブランドとのコラボレーションは初となります

スタイリングとインテリア

  • どんな街にも溶け込むプレーンなデザイン
  • クロス系は専用エクステリアで無骨さもプラス
  • インテリアは特にスクワークルが印象的
  • コンパクトでも沢山積めるユーティリティ性の高さ

ボディタイプは5ドアハッチバック。3ドアのみのチンクエチェントと比べてリアドアのある使い勝手の良さは大きな優位点です。デザインは、初代から一貫してプレーンな面構成のデザインが持ち味で、どんな街にもすんなりと溶け込みます。3代目はそのなかでも四角と丸を融合させた「スクワークル」のモチーフが随所に散りばめられています。

クロス系モデルはノーマルモデルをベースに、アンダーガード風の専用パーツを備えた前後専用バンパーや、専用のフロントセクション、ボディー下部のマットなガード部分などギア感をプラス。ミニマムなクロスオーバーSUVに仕上がっており、Webなどでメーカー自ら「ポケットサイズSUV」と呼称しPRしています。

パンダクロスは、ノーマル系AWDモデルの「4×4」(日本にも導入)よりさらに9mm地上高が上げられています

インテリアも、コンパクトなボディに対してユーティリティ性の高さやは歴代モデルから継承しています。特にインパネデザインはメーターパネルやエアコン、オーディオのスイッチなどにスクワークルのモチーフに沿った角が丸められた四角のモチーフが印象的です。シートはクロス系はリア60:40で分割可倒の5人乗りが標準(一部仕様は4人乗り)。チンクエチェントには5人乗り仕様はないため、これもパンダの優位点の一つです。

インフォテインメントシステムは、スマートフォンとの接続機能のあるU-Connectにアップデート。タッチスクリーンディスプレイが無いぶん、Google傘下のWazeMobileが開発したカーナビアプリでのナビゲーションや音楽再生などはスマートフォンに任せるシンプルなシステム構成です。

一部ノーマルグレードは4人乗り仕様に加え、オプションで5人目シートベルトと合わせて5人乗り仕様も選択可能です

搭載されるエンジンと燃費

懐かしのレイアウトをリバイバルした0.9L TwinAirエンジン

懐かしのレイアウトをリバイバルした0.9L TwinAirエンジン

搭載されるパワーユニットは、0.9Lと1.2Lのガソリンのみ2種類。駆動系はFFとAWDがあり、トランスミッションはMTのみの設定です。

  • ガソリン
    0.9L 直2 ガソリンターボ TwinAir 85PS(62kw)/145Nm
    1.2L 直4 自然吸気 Fire8V 69PS(51kw)/102Nm

AWDモデルに搭載される0.9LのTwinAirは、フィアットの小型車に多数搭載されているダウンサイジングターボユニット。6MT(仕向地・仕様によっては5MT)が組み合わされます。直列2気筒という懐かしのレイアウトをリバイバルし、エンジンのダウンサイジング化を実現。独特なエンジン音はこのユニットの特徴であり魅力のひとつと言えます。燃費性能は新欧州複合(WLTP)で13.6km/L(クロス 4×4)です。

FFモデルに搭載される自然吸気の1.2LのFireユニットは、フィアットの数々なモデルに搭載実績のある、意味円熟の極みとも言えるユニット。こちらには5MTが組み合わされます。
TwinAirとFire。「革新」と「円熟」と対象的なユニットが設定されているのもパンダの興味深いポイントです。

2020年には、フィアットの新世代ユニットMultiAir FireFly 直列3気筒1.0Lエンジンに電気モーターを組み合わせた「パンダ ハイブリッド」の初回限定車が発売になりましたが、今後通常モデルへの展開が予想されます。

走行性能とハンドリング

サスペンションはフロント:マクファーソン・ストラット、リア:トーションビーム。このクラスでは一般的ながら、石畳や山岳路のタイトコーナー等もいなす乗り心地やハンドリングを実現しています。

そして注目はやはりAWDシステム。パンダのAWDシステムは、通常はほぼFFとして機能し、状況に応じて必要な駆動力をリアにも伝達しするスタンバイ型ですが、疑似的な直結状態にもでき、高い悪路走破性を誇ります。もちろん、ヒルディセントコントロール機能も搭載。軽量・コンパクトで最低地上高、進入角、後退角にも余裕があり、狭い山間部の勾配路でも高い機動性を発揮できるでしょう。

高い走破性はパンダクロス最大の特徴です

高い走破性はパンダクロス最大の特徴です

サイズとスペック


●寸法・重量
【全長×全幅×全高】3,705×1,662×1,657 mm
【ホイールベース】2,300mm 【トレッド】前/後:1,403 / 1,406mm
【車両重量 1,090kg
●エンジン
【構成】水冷直列2気筒ターボ DOHC8V フロント横置
【総排気量】875cc 【直径×内径】-×-mm 【圧縮比】10.0:1
【最高出力】85ps(62kw)/5500rpm 【最大トルク】145Nm/1900rpm
【燃料容量】35L
●駆動系
【駆動方式】AWD 【トランスミッション】6MT
【サスペンション】(前)マクファーソンストラット / (後)トーションビーム
【ブレーキ】(前)ベンチレーテッドディスク / (後)ディスク
【タイヤ】(前後)185/65R15
●パフォーマンス
【最高速度】166km/h 【0-100km/h加速】12.0秒
【燃費】約13.6km/L(新欧州複合基準)
【価格】英国仕様 2019モデル:£16,755

歴史とトリビア

リアエンジンのベーシックカーを生産し続けていたフィアットが、1980年代突入にあたり、全く新しいベーシックカーとして開発したのが初代パンダです。

加工がしやすく低コストな平面のパネルを多用しつつも巧みにデザインされたボディはジウジアーロが手掛け、簡素でも使い勝手の良いインテリアなど、初代パンダはシンプルながらも全てが考えつくされたコンパクトカーでした。

そんなパンダは大ヒット作に。それまでnuova500が多くを占めていたイタリアの路地の景色を一気に塗り替えたと言われています。今でもイタリアでもフィアットの最量販車種としての座を守り続けています。

20年以上に渡る初代パンダのライフサイクルでは様々な改良がされましたが、そのなかでもポイントは4×4モデルの追加です。AWDモデル作りの老舗、ゲレンデヴァーゲンなどの設計を手掛けたオーストリア「シュタイヤ・プフ」との共同開発されたパンダ4×4は、イタリアにも残る悪路や、山間部のオーナーや、イタリアの軍隊でも採用され多くの支持を得ており、ポケットSUVの元祖となりました。

日本市場には初代以降、現在の3代目モデルまで基本的な仕様は正規で導入されています。現在はTwinAir+2ペダルのデュアロジックの組み合わせを標準車として、MTモデルや4×4モデルがスポットの限定車として導入されています。

ライバル

普通のAセグメントハッチバックとしても秀逸なパンダですが、ここではクロス系モデルに限定して考察します。

冒頭の通り、欧州ではAセグメントのミニマムSUVは珍しいもので、欧州市場ではなかなかライバルとなるモデルが見当たりませんが、ライバルのひとつとして挙げるのが我が日本のスズキ ジムニー(シエラ)。パンダと同じくコンパクトで卓越した悪路走破性を持つジムニーは、パンダとはまた違った意味で唯一無二の存在です。あとは設計年次に大きな隔たりがありますがロシアのラーダ ニーヴァぐらいでしょう。

最近日本では少し大きくになりなすが(Bセグメント級)ダイハツがロッキー(及びトヨタ ライズ)を復活させ人気を得るなど、ミニマムSUVが盛り上がりつつあるようです。

  • スズキ ジムニー(シエラ)
  • ダイハツ ロッキー
  • トヨタ ライズ
  • ラーダ ニーヴァ

並行輸入するなら。オススメのグレードと価格情報

日本市場に正規導入されているパンダは、ノーマル系モデル(FFおよび4×4)のみです。クロス系モデルは今まで正規導入された実績はありません。これはインポーターがフィアットブランドを500系モデルを中心にプロモートしていることに加え、正規でも限定扱いで少数導入されている4×4モデルとの兼ね合いもあるため、今後もクロス系モデルが正規導入される可能性は残念ながら低そうです。そのため、確実に手に入れるなら並行輸入が現実的な方法です。
英国(右ハンドル車)でのグレード体系は以下の通りです。

●クロス系

  • City Cross(FF)
    ボディ同色フロント/リアアンダーカバー、オートエアコン、オーディオコントロール機能付きレザーステアリング、ブラックドアハンドル/ルーフレールなどが装備
  • Cross 4×4(AWD)
    ウルトラシャインシルバーフロント/リアアンダーカバー、オールテレインコントローラーなどが装備
  • Waze(FF/AWD)※特別仕様車
    15インチバイトーンアルミホイール、ブラックサイドモール/ドアミラー/ルーフレール、U-Connectシステムなどが装備
  • TRUSSURDI(FF/AWD)※特別仕様車
    専用ボディカラー、専用グロッシーブラックフロント/リアバンパー、TRUSSURDIロゴ入りステアリングやアルミホイールなどが装備

●ノーマル系

  • POP(FF)
    エアコン、ボディ同色カラードバンパー、ESC、アイドリングストップなどが装備
  • EASY(FF)
    ルーフレール、運転席シート高さ調整、集中ドアロック、ラゲッジ内ライトなどが装備
  • LOUNGE(FF)
    15インチアルミホイール、フロントフォグランプ、ボディ同色ドアハンドル&ドアミラー、U-Connectシステムなどが装備
  • 4×4(AWD)
    専用サスペンション(車高アップ)、4×4ロゴ入りサイドモールなどが装備

これらのほかにクロス系をベースに新ハイブリッドシステムを組み合わせた初回限定車の「Hybrid Lounch Edition」があります。

オススメは、Cross 4×4にTwinAir 6MTの組み合わせです。正規でもノーマル系の4×4が設定されていますが、より地上最低高を上げオフロードの走破性能が向上したCross仕様のチョイスです。可愛げのあるパンダのなかにワイルドさも秘めたクロス系モデル。路面状況の悪いところでも、スイスイと入っていける「ポケットサイズSUV」で、アクティブに出かけてみませんか?

  • フィアット パンダ CROSS 4×4 0.9 TwinAir 6MT
  • フィアット パンダ CITY CROSS 1.2 5MT
悪路走破性の高いポケットSUVでアクティブに出かけてみませんか

悪路走破性の高いポケットSUVでアクティブに出かけてみませんか

ほかにも日本未導入で信頼性の高い熟成ユニット、Fire 1.2L 8V仕様や、ベーシックカーとしてのパンダの良さを味わえるノーマル系ベーシックグレードなども並行輸入できますので、お気軽にお問い合わせください。

フィアット パンダを並行輸入した場合の国内乗り出し価格例
(£1=140円時・値引き交渉前価格)
フィアット パンダ クロス 4×4 0.9 TwinAir 6MT
(値引き交渉前現地価格:£16,755)\3,281,257
フィアット パンダ シティクロス 1.2 5MT
(値引き交渉前現地価格:£13,655)\2,837,478

英国仕様右ハンドル車を横浜近郊に納車した場合の乗出し価格(2年保証付)例です。
オプション装備、有償カラー料金、他地域への納車費用は別途となります。
特殊な地域以外は全国納車対応いたします。
右ハンドル・左ハンドル対応!
ウィズトレーディングでは英国(イギリス)をはじめドイツ、フランス、ベルギー他、欧州数か国に対応できるサプライヤーと協力体制を敷いています。英国仕様の右ハンドル車、その他欧州仕様の左ハンドル車もご用意できます。

掲載価格について(為替差益、現地ディスカウント還元!)

※ウィズトレーディングでは参考乗り出し価格例として新車、中古車は掲載時の為替レートで表記しておりますが、お見積り等はご依頼時点の為替レートを適用、差益分があれば還元させていただきます。

また、欧州各国の仕入れ先はディーラーとの価格交渉も頑張っております。これらのディスカウントも当然、皆様へのご提案価格へ反映させていただきます。

現地との綿密な相談による「正確さと速さ」をモットーにしています

海外では仕様・オプション等の位置づけが日本の慣習と異なることも多く、並行輸入では注意が必要です。新車・中古車共にご納得のできる仕様を確実にご納車出来るように、時差を考慮しつつ、仕入れ先とは何度も仕様確認や質問事項をやり取りしており、正確さと速さをモットーに務めております。

短納期でお買い得な新古車/中古車もあります

メーカーへの新車発注と比べて比較的に短い納期かつ、お買い得な価格で購入できる少走行距離や、ディーラーデモカーアップなど中古車をはじめ、デリバリーマイレージの登録済み新古車などの現地在庫を並行輸入可能です。ウィズトレーディングではパンダ クロス 4×4のお買い得な現地在庫をご用意しました。新車発注の通常価格とぜひ比べてみてください。

どの物件も一点限りのため、既に売約済みの場合がありますのでご了承ください。紹介している物件以外にも現地在庫をお探しできますので、お気軽にお問い合わせください。

現地在庫1:フィアット パンダ クロス4x4 0.9TwinAir 6MT(左ハンドル ドイツ仕様)

現地在庫1:フィアット パンダ クロス4×4 0.9TwinAir 6MT(左ハンドル ドイツ仕様)

現地在庫1:フィアット パンダ クロス 4×4 0.9TwinAir 6MT(左ハンドル ドイツ仕様)
年式:2019年
走行距離:2000キロ
色:レッド
内装:ブラック/グレー

€1=120円時の為替レートで

国内乗り出し価格(横浜近郊納車、税・諸費用込):¥2,588,000

全国納車(陸送費別途)承ります

現地在庫2:フィアット パンダ Waze 4x4 0.9TwinAir 6MT(右ハンドル 英国仕様)

現地在庫2:フィアット パンダ Waze 4×4 0.9TwinAir 6MT(右ハンドル 英国仕様)

現地在庫1:フィアット パンダ Waze 4×4 0.9TwinAir 6MT(右ハンドル 英国仕様 特別仕様車)
年式:2019年
走行距離:15キロ(デリバリーマイレージ)
色:グレー
内装:グレー

£1=140円時の為替レートで

国内乗り出し価格(横浜近郊納車、税・諸費用込):¥2,973,000

全国納車(陸送費別途)承ります。

画像と動画

掲載している情報は記事公開時におけるものです。現在では仕様変更や一部改良、販売価格の変更等が行われている場合があります。公式サイトやカタログ等をご確認いただき、ご不明な点は遠慮なくご相談ください。

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