並行輸入 新車|新型シュコダ オクタビア(2020-)に乗る。日本未導入モデルの概要・スペック・価格の情報。

シュコダ オクタビア(ハッチバック) シュコダ
シュコダ オクタビア(ハッチバック)

フォルクスワーゲン(VW)グループのなかでもプレミアムな方向性に舵を切りつつあるシュコダ。最近ではコディアックをはじめSUVモデルに力を入れているようですが、基幹車種が満を持してフルモデルチェンジしました。今回はシュコダの中心車種とも言えるモデル、シュコダ オクタビア(SKODA Octivia)を解説。進化したポイントを中心に概要・スペック・価格・並行輸入で乗るための情報を解説します。

シュコダ オクタビアとは

シュコダ オクタビア

シュコダ オクタビア

シュコダ オクタビアは、シュコダのCセグメントモデル。フラッグシップのシュパーブと、ショートワゴンのスカーラの間に位置する同社の基幹モデルになります。ボディサイズは全長:4,689mm×全幅:1,829mm×全高:1,455mm(ハッチバックの場合)と国産車ではトヨタ カローラに近いサイズです。

現在販売されているモデルは、1990年代にVWとプラットフォームを共有して復活してから4代目モデル。1950年代にオクタビアと名乗ったモデルがありましたので、実質は5代目となります。2019年に発表、2020年にデリバリー開始されています。歴代モデルと同じく、フォルクスワーゲン ゴルフ(8代目モデル)とプラットフォームを共有。電動化対応を考慮された改良型MQBプラットフォームを採用しています。兄弟車にはゴルフ以外に、セアト レオンがあります。

ボディタイプは引き続き5ドアハッチバックと、ワゴンボディの2種類。バリエーションにはホットモデルの「RS」とオフロード向けの架装をしたクロスオーバーの「SCOUT」が近いうちに追加される予定で、中止となった2020年のジュネーブショーに出品されるはずでした。

さらにオクタビア初の電動化モデルとなる、プラグインハイブリッド仕様となる「オクタビアiV」も同様に近い将来の追加予定とアナウンスされています。

シュコダ 新型オクタビア コンセプト紹介動画(約1分15秒)

ココがスゴイ!シュコダ オクタビア

シュコダ オクタビアを語るうえで外せないポイントが以下の5つです。

  • エアロダイナミクス(空気力学)を考えたボディ設計
  • 質感が大幅に向上し、よりプレミアムな方向性に
  • 電動化対応のためにプラットフォームをアップデート
  • 初のPHEV(オクタビアiV)が追加予定
  • ホットモデルのRSとクロスオーバーのSCOUTも追加予定
iV:シュコダの電動化モデルに付けられる名称。ほかにもCITIGOE iV(VW e-Up!のシュコダ版)などがあります

スタイリングとインテリア

  • 5ドアハッチバックとワゴンの2種類を設定
  • 楔形のラインを複雑に繋げたシャープな面構成
  • 各部の素材を見直し大幅な質感向上
  • 進化したコネクテッド機能を搭載

オクタビアのボディタイプは従来モデルに引き続き2種類。5ドアハッチバックとステーションワゴンですが、注目は5ドアハッチバック。一見トランクが付いた4ドアセダンに見えますが、リアが大きく開く5ドアハッチバックになっています。ハッチバックの使い勝手と4ドアのフォーマルさが両立したこのボディタイプは、オクタビアの特徴です。
デザインは、フロントグリルが大型化された一方、LEDヘッドライトは薄型になりました。楔形のラインを複雑に繋げた面構成が印象的ですが、これは新型シュパーブや、スカーラなどに共通する処理で、新世代シュコダのデザインポリシーのようです。早速、2020年のRed Dot Design Awardを受賞しており、デザイン力の高さが評価されています。
もうひとつのポイントは「エアロダイナミクス(空気力学)」。ルーフラインを従来モデルより低くしたことで、クーペのようなより流麗なラインを得つつ空力性能を向上。これは燃費性能の向上やCO2削減にも寄与しています。

仕向地によりボディタイプの名称が異なります。5ドアハッチバックの英国仕様は「HATCH」/左ハンドル欧州仕様は「LIMOUSINE」、ワゴンの英国仕様は「ESTATE」/左ハンドル欧州仕様は「KOMBI」になります

インテリアは今回のモデルチェンジで大きく進化したポイントのひとつ。各パーツの素材を見直し、ソフトな手触りを実現しました。印象的な2本スポークのステアリングやインバネなどの質感が大きく向上。素材やデザインだけでなく、マルチカラーのアンビアントライトは光でプレミアムな室内空間を演出します。ユーティリティ性は高く5ドアハッチバックでも十分なラゲッジ容量があるので、ステーションワゴンは広大と言えるでしょう。シートは大ぶりでしっかりとしたもの。上位グレードに装着される「ERGO」シートはシュコダ初となるマッサージ機能とシートベンチレーションを搭載しています。面白い装備としてはドア内に収納できる専用の傘。濡れたままでもちゃんと水滴は外に排出される本格的な設計です。

インフォテインメントシステムは、8~10インチクラスのタッチスクリーンを装備。スマートフォンとの親和性も高く、AppleCarPlay/AndroidAuto対応やワイヤレス充電に対応するだけでなく、AccessKODA Connectを使用してスマートフォンからリモートアクセスし、空調などをコントロール可能です。

従来モデルと比べてラゲッジ空間は、+10L(5ドアハッチバック)/+30L(ワゴン)

搭載されるエンジンと燃費

パワーユニットは、ガソリンとディーゼルの設定。

ライトサイジングコンセプトを取り入れた1.5L TSIユニット

ライトサイジングコンセプトを取り入れた1.5L TSIユニット

  • ガソリン
    1.5L 直4 ガソリンターボ TSI 150PS (110kw)/250Nm
  • ディーゼル
    2.0L 直4 ディーゼルターボ TDI 116PS (85kw)/300Nm
    2.0L 直4 ディーゼルターボ TDI 150PS (110kw)/360Nm

ガソリンユニットは、1.5Lのライトサイジングターボ。VWグループのTSIEvoに近いユニットです。排気量に余裕をもたせることで、クリーンな環境性能と低燃費を両立しています。燃費性能は新欧州複合で21.2km/Lです。ディーゼルは2.0LのTDIに2種類のチューニングがされています。尿素SCRを採用した改良版TDIユニットは環境性能が向上し、Euro-6dTempをクリアしています。

駆動方式は、現時点ではFFのみ。トランスミッションは、ガソリンとディーゼルの116PS仕様に6MT、ディーゼルの150PS仕様に7速DSGが設定されています。

現時点ではこの3種類のユニットが設定されますが、兄弟車に設定されるコンパクトな1.0L 直3 TSIや、マイルドハイブリッドのeTSIなどの設定の可能性もありそうです。そして既に追加予定がアナウンスされているPHEV仕様のオクタビアiVは、1.4L TSIに電気モーターを組み合わせたユニットが採用されると言われています。

走行性能とハンドリング

サスペンションはフロント:マクファーソン・ストラット、リア:トーションビームを採用。このクラスの模範とも言えるゴルフと基本的には近いものですが、シュコダ独自のセッティングがされています。兄弟車同様、DCC(Dynamic Chassis Conetol)を一部グレードでは選択可能です。DCCはサスペンションやハンドリングをリアルタイムで適切な設定にコントロールするだけでなく、タッチスライダーからドライバーの好みに沿って手動設定も可能です。

兄弟車と共有しつつもシュコダ独自のセッティングがされた足回りを持ちます

兄弟車と共有しつつもシュコダ独自のセッティングがされた足回りを持ちます

サイズとスペック


●寸法・重量
【全長×全幅×全高】4,689×1,829×1,455 mm
【ホイールベース】2,630mm 【トレッド】前/後:1,549 / 1,534mm
【車両重量 1,357kg
●エンジン
【構成】水冷直列4気筒ターボ DOHC16V フロント横置 気筒休止機構付
【総排気量】1,498cc 【直径×内径】-×-mm 【圧縮比】-:1
【最高出力】150ps(110kw)/5000-6000rpm 【最大トルク】250Nm/1500-3500rpm
【燃料容量】45L
●駆動系
【駆動方式】FF 【トランスミッション】6MT
【サスペンション】(前)マクファーソンストラット / (後)トーションビーム
【ブレーキ】(前)ベンチレーテッドディスク / (後)ディスク
【タイヤ】(前後)-/-R-
●パフォーマンス
【最高速度】230km/h 【0-100km/h加速】8.2秒
【燃費】約21.2km/L(新欧州複合基準)【価格】英国仕様 2020モデル:£22,640

歴史とトリビア

シュコダ オクタビア関連の歴史とトリビアを簡単にご紹介します。

  • シュコダ独自設計の旧オクタビアデビューから60周年をメーカーはアピール
  • 旧オクタビア以来、一貫してワゴンボディを設定
  • 1996年にVWのプラットフォームをシュコダで初採用して復活
  • 復活したオクタビアはWRCのラリーステージで活躍実績あり
  • 復活以降は全ての世代でホットモデルのRS(vRS)を設定

ライバル

欧州Cセグメントは、長年の王者ゴルフをはじめ、各社チカラが入ったモデルを投入する激戦区。兄弟車以外のライバルとしては、欧州仕様のトヨタ カローラを挙げます。ナローボディを採用した国内版よりもボディサイズに余裕を持った欧州仕様は、ハイブリッド仕様の低燃費性能や、トヨタが得意とする組み立て精度の高さなど早速現地で好評を得ており、新型オクタビアの有力なライバルとなりそうです。

並行輸入するなら。オススメのグレードと価格情報

欧州以外にもアジアでもいくつかの市場に展開しているシュコダですが、日本市場には正規で導入された実績はありません。今後もフォルクスワーゲンのラインナップとの重複を考慮すると、導入される可能性は低そうです。そのため確実に手に入れるなら並行輸入が確実な方法です。
新型オクタビアのグレード構成は以下の通りです。まだ発売されたばかりのため、英国仕様は通常グレード1グレードと初回限定仕様が2グレード。左ハンドル欧州仕様は通常グレードが2グレードと初回限定仕様が1グレード設定されています。

●右ハンドル英国仕様

  • SE Technorogy
    16インチアルミホイール、LEDヘッドライト/デイタイムランニングライト、2ゾーンオートエアコン、10インチディスプレイなどが装備
  • SE FirstEdition
    16インチアルミホイール、バーチャルコックピット、マルチファンクションステアリング、キーレススタート&ストップなどが装備
  • SE L FirstEdition
    17インチアルミホイール、クロームエクステリアパーツ、フロント/リアセンサー、アダプティブクルーズコントロールなどが装備

●左ハンドル欧州仕様

  • Ambition
    16インチアルミホイール、2ゾーンオートエアコン、マルチファンクションステアリング、電気式パーキングブレーキなどが装備
  • Style
    17インチアルミホイール、クロームエクステリアパーツ、フロント/リアセンサー、10インチディスプレイなどが装備
  • FirstEdition
    17インチアルミホイール、10インチディスプレイ+ナビゲーションシステムなどが装備

そのなかでもおすすめは、5ドアの右ハンドルのSE Technorogyもしくは左ハンドルのStyleに1.5Lガソリンに6MTの組み合わせです。充実した装備のこの仕様は、プレミアムモデルにシフトしつつあるシュコダのイメージに沿ったもの。使い勝手もよく、フォーマルさも兼ね備えた5ドアハッチバックに運転を積極的に楽しめる6MTと、マルチな才能を持った一台としてのチョイスです。欧州Cセグメントハッチバックとはひと味ちがうこのオクタビアで、新たなプレミアムを感じてみませんか。

  • シュコダ オクタビア HATCH SE Technorogy 1.5 TSI 150PS 6MT(右ハンドル英国仕様)
  • シュコダ オクタビア KOMBI Style 1.5 TSI 150PS 6MT(左ハンドル欧州仕様)
シュコダ オクタビア ハッチバック/エステート

シュコダ オクタビア ハッチバック/エステート

ほかにもワゴンボディのエステートをはじめ欧州左ハンドル仕様も並行輸入できますので、お気軽にお問い合わせください。発売時期は未定ですが、新型オクタビアRSについてもいち早く手に入れたい方も合わせてお問い合わせください。

シュコダ オクタビアを並行輸入した場合の国内乗り出し価格例
(£1=135円/€1=123円時・現地値引き交渉前)
シュコダ オクタビア HATCH SE Technorogy 1.5 TSI 150PS 6MT(右ハンドル英国仕様)
現地値引き交渉前価格:£22,640)\4,697,000
シュコダ オクタビア KOMBI Style 1.5 TSI 150PS 6MT(左ハンドル欧州仕様)
現地値引き交渉前価格:€31,040)\5,570,000

英国仕様右ハンドル車を横浜近郊に納車した場合の乗出し価格(2年保証付)例です。
オプション装備、有償カラー料金、他地域への納車費用は別途となります。
特殊な地域以外は全国納車対応いたします。
右ハンドル・左ハンドル対応!
ウィズトレーディングでは英国(イギリス)をはじめドイツ、フランス、ベルギー他、欧州数か国に対応できるサプライヤーと協力体制を敷いています。英国仕様の右ハンドル車、その他欧州仕様の左ハンドル車もご用意できます。

掲載価格について(為替差益、現地ディスカウント還元!)

※ウィズトレーディングでは参考乗り出し価格例として新車、中古車は掲載時の為替レートで表記しておりますが、お見積り等はご依頼時点の為替レートを適用、差益分があれば還元させていただきます。

また、欧州各国の仕入れ先はディーラーとの価格交渉も頑張っております。これらのディスカウントも当然、皆様へのご提案価格へ反映させていただきます。

現地との綿密な相談による「正確さと速さ」をモットーにしています

海外では仕様・オプション等の位置づけが日本の慣習と異なることも多く、並行輸入では注意が必要です。新車・中古車共にご納得のできる仕様を確実にご納車出来るように、時差を考慮しつつ、仕入れ先とは何度も仕様確認や質問事項をやり取りしており、正確さと速さをモットーに務めております。

画像と動画

掲載している情報は記事公開時におけるものです。現在では仕様変更や一部改良、販売価格の変更等が行われている場合があります。公式サイトやカタログ等をご確認いただき、ご不明な点は遠慮なくご相談ください。

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