並行輸入 新車|トヨタプロエース シティ・ヴァーソ(2020-)に乗る。日本未導入ミニバンの概要・スペック・価格の情報。

トヨタ プロエースシティ・ヴァーソ(L1仕様) トヨタ/レクサス
トヨタ プロエースシティ・ヴァーソ(L1仕様)

バン仕様を公開直後から、多くの反響を頂いているトヨタ プロエースシティ。国産メーカーの安心感と欧州基準の使い勝手を両立するプロエースシティを注目するユーザーの多さを実感します。今回はバン仕様に続き乗用ワゴン仕様となるプローエスシティ・ヴァーソ(TOYOTA PROACE City Verso)を解説。概要・スペック・価格・並行輸入で乗るための情報を解説します。

※コロナ禍の工場停止や、半導体チップの不足で新車オーダーの納期が増えています。弊社では、お買い得で比較的早い納車の現地新古車もサイト内で紹介しています。MTやL2(ロング、7人乗り)、ガソリン、ディーゼルとご紹介可能です。サイト内検索窓より、『プロエースシティヴァーソ』と検索いただけると、関連記事が出て参ります。ご参考下さいませ。※2021.12.10 新車サンプルグレード変更/現地定価価格更新

トヨタ プロエースシティ・ヴァーソとは

トヨタ プロエースシティ・ヴァーソ

トヨタ プロエースシティ・ヴァーソ

トヨタ プロエースシティ・ヴァーソは欧州小型LCVをベースとしたミドルサイズミニバンです。既にリリースされているプロエース(欧州ミドルサイズLCVとなるシトロエン ディスパッチの兄弟車)の弟分的なポジションで、ボディサイズは全長:4,403mm×全幅:1,848mm×全高:1,800mm(L1ボディ)と、ノーマルホイールベースのL1ではトヨタ ノアをはじめとする兄弟車や、日産 セレナなどの国産Mクラスミニバンよりも幅は若干広めですが、全長は短いコンパクトなサイズとなります。

現在販売されているモデルは初代モデルで2019年のバーミンガム商用車ショーで発表。PSAとの共同開発で、日本にも初回限定車が導入されたベルランゴ/リフターの兄弟車となります。同ショーではパネルバンのプロエースシティと乗用モデルのプロエースシティ・ヴァーソがあることがアナウンスされました。まずはバンが右/左ハンドル仕様共に販売開始され、プロエースシティ・ヴァーソは、現時点(2020年5月現在)では欧州左ハンドルの仕向地のみの販売。生産は、兄弟車と同じくスペインの工場で生産されます。
並行輸入 新車|トヨタプロエースシティ(2019-)に乗る。日本未導入小型LCVの概要・スペック・価格の情報。
トヨタプロエースシティ(TOYOTA Proace City)を解説。概要・スペック・価格、並行輸入で乗るための情報をご紹介。

トヨタ プロエースシティ・ヴァーソ コンセプト紹介動画(約3分30秒)

ココがスゴイ!トヨタ プロエースシティ・ヴァーソ

トヨタ プロエースシティ・ヴァーソを語るうえで外せないポイントが以下の5つです。

  • 欧州トヨタでは久しぶりのミドルサイズミニバン
  • ノーマル(L1)とロング(L2)の2つのホイールベースを設定
  • Mクラスミニバンよりも短いL1仕様でも選べる3列7シーター
  • LCVベースゆえの高い堅牢性
  • 最新のインフォテイメントシステムを採用
LCVベース:プロエースシティ・ヴァーソは、LCVのプロエースシティをベースにした乗用モデル

スタイリングとインテリア

  • 兄貴分のプロエースの雰囲気を継承したエクステリア
  • ミニバンのなかでも威圧感の少ない上品なデザイン
  • 全てのシートが余裕のサイズ
  • シートを倒すと広大なラゲッジ空間

エクステリアは、ボディタイプはホイールベースに合わせてL1とL2ボディが設定。デザインは兄弟車と各パネルを共有しつつも兄貴分となるプロエースの雰囲気をうまく継承しており、欧州トヨタ車に共通したデザインテイストに仕上がっています。何かと押し出しの強いデザインが多い国産ミニバンと比べると、プロエースシティ・ヴァーソは威圧感が少なく上品なデザインと言えるでしょう。

そのほか、兄弟車と同じく両側スライドドアに加えて、バックドアはバンとは違い、跳ね上げ式のものを採用。合わせて狭い場所でも荷物が取り出せるガラスハッチが装備されています。

ボディカラーは全6色が設定

インテリアについて、シートアレンジは2列5シーターと、3列7シーターがL1/L2ボディそれぞれに設定。注目は3列7シーターにL1ボディの組み合わせ。これは国産Mクラスミニバンよりも短い全長に7人乗車可能です。そして横幅に余裕があるため、2列目シートにチャイルドシートを3つ、もしくはチャイルドシートを2つ装着した状態で大人が余裕を持って座ることが可能です。もちろんISOFIXアンカーは2列目の各座席に装着されています。シートアレンジの使い勝手もよく、助手席から3列目までの片側を倒すことで最大約3mの長尺物も積み込めます。

インパネデザインは、ベルランゴとリフターで作り分けがされていますが、プロエースはベルランゴに近いものを採用。メーターパネル上部をはじめ、多くの収納スペースが用意されています。
インフォテインメントシステムは最新の大画面8インチパネルを中心としたToyota ProTouch&Goを採用。コネクテッド機能もToyota Connectを搭載しています。これらはスマートフォンのミラーリングディスプレイ対応だけでなく、オプションでワイヤレスチャージャーも装備可能です。

搭載されるエンジンと燃費

パワーユニットは、ガソリン、ディーゼルそれぞれが設定。

コンパクトなガソリン 1.2Lターボエンジン

コンパクトなガソリン 1.2Lターボエンジン

  • ガソリン
    1.2L 直3 ガソリンターボ 110PS (81kw)/205Nm 6MT
    1.2L 直3 ガソリンターボ 130PS (96kw)/230Nm 8AT
  • ディーゼル
    1.5L 直4 ディーゼル D4-D 102PS (75kw)/250Nm 5MT
    1.5L 直4 ディーゼル D4-D 130PS (96kw)/300Nm 6MT/8AT

ガソリンは直3 1.2Lでチューニングの違いで2種類が設定。これはPSAのPureTechに準じたもので日本にもPSAのモデルで導入されているコンパクトさと低燃費を両立した定評のあるユニットです。燃費性能は新欧州複合(WLTP)で19.2km/L(130PS/8AT仕様)です。ディーゼルは1.5Lでチューニングの違いの2種類が設定されています。このユニットは日本にもベルランゴにも設定されているPSAのBlueHDiユニットに準じたものです。

駆動方式は全車FF。トランスミッションはガソリン110PS仕様とディーゼル102PS仕様に5MTが設定されるほか、ディーゼル130PS仕様に6MTが設定されます。2ペダルはガソリン、ディーゼル共に130PS仕様に8速ATが設定されます。このトランスミッションはPSAのEAT8の準じたもの。日本のアイシン・エー・ダブリュー製の滑らかな変速が魅力です。

走行性能とハンドリング

サスペンションはフロント:マクファーソンストラット、リア:ウィッシュボーンが採用されています。基本的な構成は兄弟車と共通ですが、各メーカーそれぞれチューニングが行われているようです。LCVをベースとしているためヘビーデューティーな用途にも応える高い堅牢性を持っており、フル乗車やレジャーアイテムを満載した状態でも安定した走りが可能です。これは国産Mクラスミニバンと比べても大きな優位点と言えるでしょう。

7人フル乗車やレジャーアイテムを満載した状態でも安定した走りを提供します

7人フル乗車やレジャーアイテムを満載した状態でも安定した走りを提供します

サイズとスペック


●寸法・重量
【全長×全幅×全高】4,403×1,848×1,800 mm
【ホイールベース】2,785mm 【トレッド】前/後:1,553 / 1,567mm
【車両重量 -kg
●エンジン
【構成】水冷直列3気筒ターボ DOHC12V フロント横置 気筒休止機構付
【総排気量】1,199cc 【直径×内径】-×-mm 【圧縮比】-:1
【最高出力】130ps(96kw)/-rpm 【最大トルク】230Nm/1750rpm
【燃料容量】61L
●駆動系
【駆動方式】FF 【トランスミッション】8AT
【サスペンション】(前)マクファーソンストラット / (後)ウィッシュボーン
【ブレーキ】(前)ベンチレーテッドディスク / (後)ディスク
【タイヤ】(前後)-/-R-
●パフォーマンス
【最高速度】-km/h 【0-100km/h加速】-秒
【燃費】約19.2km/L(新欧州複合基準)【価格】左ハンドル欧州仕様 2020モデル:€30,250

歴史とトリビア

トヨタ プロエースシティ・ヴァーソ関連の歴史とトリビアを簡単にご紹介します。

  • 欧州市場へのMクラスミニバンの導入はライトエース以来
  • 2019年のバーミンガムモーターショーでプロエースヴァーソの弟分としてデビュー
  • PSAグループとのジョイントベンチャーは4例目
  • 現時点(2020年5月)では左ハンドル仕様のみ販売

ライバル

欧州LCVをベースとした小型ミニバンとして、最も近しいライバルとしてルノー カングーを挙げます。日本でも大人気のカングーですが、まもなく新型にフルモデルチェンジ予定。大きく進化すると言われています。ほかにはフォルクスワーゲン キャディも10年以上ぶりにまもなくフルモデルチェンジされた新型が発売予定となっており、このクラスの販売戦線が一気に加熱することになりそうです。

並行輸入するなら。オススメのグレードと価格情報

兄弟車のベルランゴ、リフターに加え、コンボまでオペル再上陸に合わせて導入されることになった日本市場ですが、プロエース・ヴァーソ同様、トヨタの日本でのミニバンラインナップとの競合を考慮すると、今後も導入される可能性は残念ながら低いと考えられます。そのため、確実に手に入れるなら並行輸入が確実な方法です。
プロエースシティ・ヴァーソは現時点(2020年5月現在)左ハンドル欧州仕様のみの販売で、右ハンドル英国仕様はありません。左ハンドルのドイツでのグレード体系は以下の通りです。

●グレード構成

  • Combi
    Toyota Safety Sense、電動ドアミラー、左右スライドドア、マニュアルエアコンなどが装備
  • Shuttle
    カラードバンパー/ドアミラー、8インチタッチスクリーン、スマートフォン接続対応機能などが装備
  • Team Deutschland
    16インチアルミホイール、180度リアカメラ、パーキングアシスト、チャイルドミラー、レザーステアリングホイールなどが装備
  • Executive
    17インチアルミホイール、アダプティブクルーズコントロール、ヘッドアップディスプレイ、SkyViewパノラミックルーフ(L1のみ)、ProTouch&Go、非接触スマートフォン充電機能などが装備

そのなかでもおすすめは、L1ボディに、Team Deutschland(5シーター) グレードに1.2Lガソリンターボと8ATの組み合わせ。これはパワートレインにガソリンユニットを選択した以外は、日本に導入されたベルランゴ/リフターに近い構成。日本で乗るのに取り回しがしやすいL1ボディです。

もうひとつは、L2ボディにExecutive(7シーター)グレードに同じく1.2Lガソリンターボと8ATの組み合わせ。最上級仕様のExecutiveに7シーターでもたっぷりとしたラゲッジルームを備えるL2ボディです。

正真正銘、国産ブランド「トヨタ」のプロエースシティ・ヴァーソ。しかし使い勝手、走りの良さ、高速走行性能の高さはしっかり欧州基準。国産ミニバンと一味違う一台をお求めの方や、国産ブランドにこだわりつつも、欧州基準の一台を選びたい方には、うってつけの一台となるでしょう。

  • トヨタ プロエースシティ・ヴァーソ L1 Team Deutschland 1.2 Turbo 8AT
  • トヨタ プロエースシティ・ヴァーソ L2 Executive 7-Sitzer 1.2 Turbo 8AT
トヨタ プロエースシティ(バン仕様も並行輸入できます)

トヨタ プロエースシティ(バン仕様も並行輸入できます)

ほかにも、コンパクトな7シーターを希望な方はL1ボディの7シーター仕様や、そして3列目よりも広大なラゲッジスペースを希望される方にはL2ボディの5シーター仕様も並行輸入できますので、お気軽にお問い合わせください。

トヨタ プロエースシティ・ヴァーソを並行輸入した場合の国内乗り出し価格例
(€1=130円時・現地値引き交渉前)
トヨタ プロエースシティ・ヴァーソ L1 Team Deutschland 1.2 Turbo 8AT
現地値引き交渉前価格:€31,450)\5,685,000⇒特価販売(お問い合わせください。)
トヨタ プロエースシティ・ヴァーソ L2 Team Deutschland 7-Sitzer 1.2 Turbo 8AT
現地値引き交渉前価格:€33,800)\6,035,000⇒特価販売(お問い合わせください。)

英国仕様右ハンドル車を横浜近郊に納車した場合の乗出し価格(2年保証付)例です。
オプション装備、有償カラー料金、他地域への納車費用は別途となります。
特殊な地域以外は全国納車対応いたします。
右ハンドル・左ハンドル対応!
ウィズトレーディングでは英国(イギリス)をはじめドイツ、フランス、ベルギー他、欧州数か国に対応できるサプライヤーと協力体制を敷いています。英国仕様の右ハンドル車、その他欧州仕様の左ハンドル車もご用意できます。

掲載価格について(為替差益、現地ディスカウント還元!)

※ウィズトレーディングでは参考乗り出し価格例として新車、中古車は掲載時の為替レートで表記しておりますが、お見積り等はご依頼時点の為替レートを適用、差益分があれば還元させていただきます。

また、欧州各国の仕入れ先はディーラーとの価格交渉も頑張っております。これらのディスカウントも当然、皆様へのご提案価格へ反映させていただきます。

現地との綿密な相談による「正確さと速さ」をモットーにしています

海外では仕様・オプション等の位置づけが日本の慣習と異なることも多く、並行輸入では注意が必要です。新車・中古車共にご納得のできる仕様を確実にご納車出来るように、時差を考慮しつつ、仕入れ先とは何度も仕様確認や質問事項をやり取りしており、正確さと速さをモットーに務めております。

短い納期でお買い得な現地在庫もあります。

メーカーへの新車発注と比べて比較的に短い納期かつ、お買い得な価格で購入できる新車販売店在庫、ディーラーデモカーアップをはじめ、デリバリーマイレージの登録済み未使用車、新古車、中古車などの現地在庫を並行輸入可能です。

画像と動画

掲載している情報は記事公開時におけるものです。現在では仕様変更や一部改良、販売価格の変更等が行われている場合があります。公式サイトやカタログ等をご確認いただき、ご不明な点は遠慮なくご相談ください。

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